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福島第一原電放射能漏えい報道について [歯科医師として]

テレビ等で通常の20倍の放射線とか100倍の放射線とかと報道されているが

ぜひとも、通常の何倍という形での報道はやめていただきたい。

不安を煽るばかりである。

通常がほとんど0.00何ミリシーベルトであるのだから、その何十倍、何百倍となってもすぐさま人体に影響を与えるものではない。逆に言えば、少しでも漏えいしたならば、すぐに何十倍となって当然である。

日本人が1年間に自然から受ける放射線量は平均2.4ミリシーベルト(2400マイクロシーベルト)である。

ただし、胸のレントゲンが50~60マイクロシーベルトであるから、胃のレントゲンが500~600マイクロシーベルトであるから、それより低い値であるから、まだまだ安心だということも誤解を与える。

確かに一過性の値なら問題ないが、500マイクロシーベルトが継続していれば、考えていただければわかると思うが、胃のレントゲンを一度に何枚も何枚も撮り続ければ、問題がある。

報道においては何か変化が起こったときだけ、漏えい放射線量を報告するのではなく、どこどこの場所で何ミリシーベルト、もしくは何マイクロシーベルトが漏えいしているのか、少なくとも30分とか1時間ごとの単位で継続して報告してもらいたい。

また、放射線が漏えいしているのと、放射性物質が漏えいしているのとでは同じように見えて、その放射線の継続という意味において人体に与える影響は違う。何が漏れているのかも報告してもらいたい。

また放射線のこととは別の話になるが、今、何が問題で、その対策をどのようにしていて、今後の見通しはこうですというものを報告してもらいたい。情報をしっかりと与えられたならば、日本人はパニックを起こすことはないと思う。

最後に、報道(現状の報告)について述べてきたが、現場で今なお、最悪な結果を防ごうと頑張っておられる関係各位(作業員の方)には、お願いしたい気持ちと、命に危険が及ぶなら、避難してもらいたい気持ちと複雑ではあるが、本当に敬意を表し、感謝したい。ありがとうございます。


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